Kaori Tominaga富永 香里
かおりんの営業視点
1999年にそれも7の月に(当時は、ノストラダムスの予言で地球がなくなると言われてた 笑)、地球はなくならなかったので、会社を登記しました。シングルマザーになって1年、履歴書持ってったって、31歳、バツイチ子持ち。長女8歳、二女5歳で脳性麻痺の障がい児。どこにも採用されず。それなら、自分で立ち上げようと、一念発起して、コンビニ経営でスタート…だが1年で破綻。藁をもすがる思いで、古着ウェブショップのフランチャイズ展開の、営業権と、本部機能を事業として得ることができ、一心不乱で、加盟開発に走り回る。
21歳の時、生命保険会社で新人賞、年収は8桁に手が届くところまでいき、25歳で食材宅配会社で月商で支社トップ、中古車販売では、月間30台、携帯電話代理店でも、2ヶ月で1000台販売したが、FC展開では、初の苦戦。モノをモノとして、ノリで売って来た手法は、全く通じない。人を人として、感情や生きてきたプロセス、考え方まで理解しなければ心がつかめない。常に相手目線で考えるということを意識した結果、全国150店舗、年商10億を達成し、「私の気持ちをわかってくれる、あなたから買いたい」を言わせると日本一に(自称 笑)。
その手法は、相手のいいところを見る、いつでもどこでもアホマインド、を、本に収め『アホになれば誰でもNo.1営業に変わる』総合法令出版から2013年に発売。完全にプッシュ型営業の考え方から、プル営業の考え方に変わる秘訣を公開しちゃいま〜す( ´ ▽ ` )ノ
かおりん流コーチングの視点
さて、人の人生にフォーカスして、成功に導くぞ!と、意気込んでのビジネス提案、古着ウェブショップの加盟開発営業を始めたが、やはり自分の売りたいものに視点が行ってしまう。そこで、相手の心を引き出す、ニーズを聴く、やる気のスイッチを見つけないと!これはコーチング!一番は承認力、そしてフィルターをかけずにまっすぐ見る、受け取る、伝えるという、視点。人の心をまっすぐ掴めば、こちらから差し出すものを、すんなり受け取ってもらうことは容易い。寄り添い型コーチングとでも言いましょうか、かおりんに会うと元気になる、やる気になった。そんなことを言われる人になりました。そんなことを書いてみました。
かおりん流人育ての視点
女児を2人育てまして、2人とも成人しましたが、はっきり言って、子育てしたとは言えません。離婚して起業して仕事に没頭しましたから。意識してきたことは、「親は先に死ぬから自分で生きていけるよう」と自立させること。下の娘は障がいがあったので、私がいなくても困らないようにしていく、という考えが、それぞれの自立でした。二女は脳の9割が損傷したので、一生寝たきりだと宣告され、親の顔も認識できない感情もないと言われたが、4歳で歩き、私を親だとわかる。使える脳が一割でもできるようになった、この奇跡を彼女が見せてくれたので、五体満足で生まれているのなら、なんでもできる!できないことはない、と思えてしまう。おかげで誰のことも、本人よりも、私の方ができると信じられる、人のいいところを見ると、そこが花咲くように育つ。自立型楽天的育成法…これがかおりん流です。
ポジティブマインド視点
コーチング的に言うと「リフレーミング」なのですが、「全てはこの日のためにあった」と考えると、あの日のつらさも、悲しみも、がんばりも、良かったことと思えるのです。私が経営者になったのも、二女が手が離れないとわかり、仕事が私の手から離れるようにと考えたから。離婚したり、事業に失敗したり、事業を手放したり、その瞬間は悪い出来事と思った。振り返るとあれがきっかけで幸せになった。こんな経験を何度もすると、何が起きても瞬間的に、受け入れて、いい解釈ができるようになる。悩みがないのが一番幸せ。という視点。