人は弱いので何かどこかに、がんばれる理由を持っている・・・
と、思う。
その中の一つが28年間の心友からもらったもの。
心友雅子は、15歳で出逢い、四半世紀を共にした。
その雅子は、もうこの世にはいない・・・
8年前の4月4日、桜が満開の頃、
44歳の誕生日を迎え、
桜が散り去った14日、天に召された。
(母校 名古屋市西区西陵高校 旧・西陵商業)
32年前の桜の頃私たちは出逢った・・・
当時の私は、若さゆえのかなり尖り感満載で、
コミュニケーションがとれず、、、
それなのに、満面の笑顔で、近寄ってきた。
雅子は、先生やクラスメートに、
人がよさげに近寄り、
誰からも好かれ、
その様子を見ていて、疑心で馴染めず、
距離を置いていた私。
今思えば、ものすごくTアップが得意な人で、
いつも人のことばかり気にかけていて、
私は常に自分が人からどう思うわれるのかを
気にして、自分のことばかりアピールしていた。
誰からも好かれているから、
私など、その中の一人、、、
別に特別でもなんでもないだろうと思っていたのに、
「懸賞でハワイが当たったから、一緒に行こう!」
と、声を掛けられ、、私?なんで?
「だって心友じゃん♪」と・・・。
あの頃の私は、人からどう思われるかと、ビクビクして
自分ばかり見ていたから、
人が本当にどう思ってくれているかが
わからなかったのでした。
31歳の時、彼女は白血病を発症し、闘病生活に入った。
「かおは、いつも自由に好きなことやってるでしょ。
だから好きだったの。
私は動けないけど、ハワイに行ってる気分にさせてくれるわ」
と、無菌室のガラス越しで電話で話しながら
いつもニコニコ笑っていた。
私の次女が重度の障がい児だとわかった時、
「一生寝たきりだと言われたよ・・・」
「どんな形になっても生きていてほしいって言ってたじゃん」
「でも、親の顔もわからないって言われたんだよ!
きれいごと言ってられない!
無理だよ、受け入れられない」
そんな私に
「マック持ってきた、、食べよ」・・・
「今日はミスド」・・・
なんて、、、変わらず笑顔でずっとそばにいてくれた。
毎年、桜が咲くと
「かお!私たち100歳まで生きるじゃん、、、
あと何回見れる?
今年もしっかり見ておこうねー。
ホントに、日本に生まれてよかったね。
こんなにステキな綺麗な花が見れるなんて幸せだね」
子どものように、大喜びではしゃぐ人。
8年前の今日約束したんだ、
2人分生きようって、、
一生懸命生きようって・・・
だから、毎年この季節になると思いだす。
今年も聞こえた。
「かお、桜が満開だよ!
あと見れるのは48回、、
今年もしっかり見ておこうねー」
らじゃ~、雅子。
あんたの分まで見といたで~!!
雅子のおかげで、スーパーポジティブで考えるということを知りました。
出逢ってくれてありがとう♡
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