これは、本当にあった話です。
ある女の子が血液の病気になってしまいました。
この病気を治すためにこの病気の抗体を持っている
7歳の弟から輸血をしてもらうことになりました。
医師が弟に
「お姉ちゃんの病気を治すために
君の血をあげたいんだけれどもいいかな?」
と聞きました。
弟はしっかりと医師の目を見て
「お姉ちゃんが元気になるんだったらいいよ」
と答えました。
輸血の当日、お姉さんと並んだベットに横になった弟は
お姉さんの顔色が明るくなっていくのを嬉しそうに眺めていました。
医師が弟に
「もう、大丈夫だよ。お姉さんは元気になるよ!」
と話しかけると弟は喜んで頷いていました。
しかし、その数分後、
弟の顔色が青ざめていきました。
医師が心配して弟に
「大丈夫かな? 気分が悪くないかな?」
とたずねると弟は震える声で
「お姉さんに血をあげた僕はもうすぐ、死ぬんでしょ?」
と医師に答えました。
この弟はお姉さんに
自分の血をすべてあげると思っていたのです。
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本当の勇気がどういうものか考えさせられました。
命をかけて守れる人を持っている人は幸せだと思います。
そのことがその人に勇気と力を与えてくれています。
大切な人を守るために全力で頑張りたいですね。
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自分を捨てて相手を守ることは簡単ではないと思います。
でも、本当の強さは自分を犠牲にすることを恐れていたら
生まれないかもしれないと思いました。
自分の命をかけなければいけない場面はめったにありませんが
自分のお金や時間をほかの人のためにかけなければいけない場面には
出会うことがあります。
大切な人のために無償でお金や時間を使うことができれば
使ったこと以上のものを得ることができると思います。
自分の勇気が足りないと思ったときに
この話を思い出して頑張りたいと思います。
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